「同士」と「同志」の違い

「同士」と「同志」の違い

「同士」と「同志」の意味の違い

【同士】同じ種類や関係を持つ人のこと
【同志】同じ意見や目的、思想を持つ人のこと

 

同士」と「同志」は、どちらも「ドウシ」と読みますが、意味が異なります。

同士」は、同じ性別や種類、関係性、性質などを持つ人のことを指します。

一方、「同志」は、同じ主張や意見、考えを持つ人のことを指します。

どちらも「共通点を持つ人を指す」という点は同じですが、何に共通点があるのかという対象範囲が大きく変わります。

同士」の方が、その対象範囲が広いと覚えておきましょう。

また、「同士」は、「同士」という言葉を単体で用いるより、名詞の後につなげて用いられることが多いです。

例えば、「従弟同士」や「男同士」、「アニメ好き同士」といったように用いられます。

反対に「同志」は、「同志」という言葉を単体で用いることが多いです。

例えば、「同志を募る」や「私の同志である親友」といったように用いられます。

「同士」の使用例

  • 学生同士の喧嘩
  • 初対面同士でも楽しめるゲーム
  • 友達同士で行く旅行は楽しい
  • 本が好きな者同士だと話が弾む

「同志」の使用例

  • 共に戦った同志たち
  • 同志諸君
  • 革命のために立ち上がった同志たち
  • 同じ派閥の同志

当記事の参考文献

  • 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
  • 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
  • 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月2日).
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月2日).

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