「永久」と「永遠」の違い

「永久」と「永遠」の違い

「永久」と「永遠」の意味の違い

【永久】いつまでも絶えることなく続くこと
【永遠】時空を超えて果てしなく続くこと

 

永久」は、「エイキュウ」と読み、「永遠」は、「エイエン」と読みます。

どちらも、ある状態がいつまでも続いていくことという意味があります。

ただ詳しくいうと、「永久」とは、物質が存在した時点から未来にずっと続いていくことを表します。

”という漢字には時間が長い長く続くという意味があります。しかし、形あるものであるがゆえに、無くなってしまう可能性も含んでいます。

一方「永遠」とは、物事に対する観念や情念が変わらずに続いていくという意味があります。形のない想いなので無くなることはありません。

また””には、とおい時間や距離の隔たりが大きいという意味があります。時間が経過しても、遠くにいても形は変わらないまま続いていくという意味で使うことができます。

下述の使用例の永遠の愛は、その人が亡くなると、愛という想いは無くなると考えるかもしれませんが、永遠の愛は、亡くなった後の、来世でも愛し続けるということを表しています。

「永久」の使用例

  • 永久不変の真理
  • 彼の背番号が永久欠番となった
  • 永久歯が虫歯になる
  • 高価な永久磁石

「永遠」の使用例

  • 永遠の平和
  • 永遠の愛を誓う
  • 彼女との友情は永遠だ
  • 永遠の約束

当記事の参考文献

  • 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表
  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月9日).

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