「衛生」と「衛星」の意味の違い
【衛生】身の回りを清潔にして病気の予防や健康維持に努めること
【衛星】惑星の周りを回る天体・中心になるものの周りにあるもの
【衛星】惑星の周りを回る天体・中心になるものの周りにあるもの
「衛生」とは「エイセイ」と読み、身の回りの疾病予防や健康維持に努めること・身の回りを清潔にして健康保全に努めることという意味があります。
現代生活に身近な”衛生”とは、入浴や清掃・手洗いなどを適宜行うことなどが挙げられます。日本では”衛生”という概念は明治時代にヨーロッパから伝わったと言われています。
”衛生”という言葉と概念や方法が海外から入り、次第にその重要性が今に伝わったと言えるでしょう。
一方「衛星」とは「エイセイ」と読み、惑星の周りを回る天体という意味があります。天体ではないものでも、中心になるものの周りにあるものに対し”衛星”という使い方をします。
”衛”という漢字には、まもる・ふせぐという意味と、まわるという意味があります。
比喩として、衛星国家のように何かのまわりにあってそれに従属している物事・中心ではないことを強調する使い方もあります。
「衛生」の使用例
- 水回りの衛生に気を付ける
- 衛生管理を徹底する
- 食品工場の衛生教育
- 薬剤を用いた衛生処理
「衛星」の使用例
- 衛星放送のおかげだ
- 衛星都市と言われる所以
- 人工衛星が浮かぶ
- 衛星の名称を覚える
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月28日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
- 名鏡国語辞典 第三版 北原保雄 編,大修館書店.
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