「批判」と「批評」の違い

「批判」と「批評」の意味の違い

【批判】物事を評価すること・判定すること
【批評】物事を評価して述べること

「批判」とは「ヒハン」と読み、物事を評価し判定するという意味があります。「批判」は元々は正否や価値の判定という意味ですが、現在では主に否定的な評価や判定をすることを意味します。

何らかの「批判」をするとき多くの人は、客観性がありながらも、自分の目線で捉え正否の判定をするという主観的な部分も持っています。

一方「批評」は「ヒヒョウ」と読み、物事を評価して述べることという意味があります。評価して述べるとは、物事に対し優劣を指摘し論じたり、それらを文章にしたりすることを表します。

「批評」もまた客観的に評価するという意味ですが、「批判」と比べ、物事を捉える目線がより視野の広いものを表しています。

「批評」は、その評価を誰かに伝えるという役割もある事からも、より客観性が必要になるとも言えます。

すなわち「批判」は、現在では、否定的な評価をする時に使うことが多く、「批評」は良い評価も悪い評価でも使います。

また「批判」は、「批評」に比べ主観的要素が強いです。