「保険」と「保健」の意味の違い
【保険】思いがけない損害に備えて掛け金としてお金を積み、実際の損害発生後に金銭が受け取ることのできるしくみ
【保健】健康を守り保つこと
【保健】健康を守り保つこと
「保険」と「保健」は、どちらも「ホケン」と読みますが、意味は全く異なります。
「保険」とは、あらかじめ未来の損害に対して契約者として保険料という掛け金を払っておき、死亡や事故等で損害があったときに保険金という金銭を受け取れるしくみのことを意味します。
一方「保健」とは、健康を守り保つことという意味があります。今ある健康の保全や健康向上の意味合いでもよく使われる言葉です。
未来の思いがけない災難や損害に備えた経済的な安心のために、あらかじめ加入するのが「保険」であり、現在以降の健康維持のための意識が「保健」ということになるでしょう。
「保険」の使用例
- 成人を機に生命保険に加入する
- 事故による怪我の手術で保険金が下りる
- 大手術の後の入院で保険適用となった
- 車両保険に入っていて本当に助かった
「保健」の使用例
- 気分が悪くなり保健室で休むことにした
- 産業医の保健指導を受ける
- 保健で人間の体のつくりについて学ぶ
- 保健所に出向く
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月29日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
- 編 一般社団法人共同通信社 (2022). 『記者ハンドブック : 新聞用字用語集』第14版,共同通信社.
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