「報告」と「連絡」の違い

「報告」と「連絡」の違い

「報告」と「連絡」の意味の違い

【報告】仕事などの状況・結果を伝えること
【連絡】情報を知らせること

 

報告」は「ホウコク」と読み、「与えられた仕事・業務の状況や結果を知らせること」という意味があります。

一方、「連絡」は「レンラク」と読み、「持っている情報を関係者に知らせる」という意味があります。

「報告」は任された仕事が終わったタイミングで行われますが、「連絡」は必要に応じて随時行われます。

また、「報告」は仕事を与えてきた依頼者に報告する義務が伴いますが、「連絡」は個人の裁量で行われることであるため、義務が伴いません

このように、どのようなタイミングや場面で使われる言葉かということも覚えておくと、それぞれの意味の違いを把握しやすいです。

「報告」の使用例

  • プロジェクトの報告書を提出する
  • 業務が完了でき次第、上司に報告が必要だ
  • 先月の売上状況を報告した
  • 商談の結果を報告した後、資料作成に移ろう

「連絡」の使用例

  • 担当者への連絡は電話だけでなくメールでも可能だ
  • 書類が会社に届いたら、送り主に連絡しよう
  • イベントの詳細を確認するために、もう一度連絡する必要がある
  • 急な連絡に驚いたが、なんとか話を整理することができた

当記事の参考文献

  • 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
  • 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
  • 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月1日).

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