「以外」と「意外」の違い
【以外】その他。それより外である
【意外】考えていたことと違う様・事
【意外】考えていたことと違う様・事
「以外」と「意外」は、どちらも「イガイ」と読みますが、意味は異なります。
「以外」とは、その他である、それを除いてという意味があります。また、ある範囲より外側であることも意味します。
一方、「意外」という言葉は、思っていたことや予想していたことと違う様・事という意味があります。思いがけない事に対してよく使われます。
「以外」という言葉を使うのは、対象となるものが事柄に該当するかどうかを分けて表すときに、使用されます。
「意外」の「意」という漢字には、思い・考えという意味があり、その考えの外、つまり考えていなかったことという意味で使います。
「以外」の使用例
- 自分以外の人間
- それ以外の選択肢
- 歩行者以外は通行禁止
- 関係者以外の関与
「意外」の使用例
- 意外と優しい
- 意外な犯人
- その一言は意外だった
- 意外に感じる
当記事の参考文献
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年7月30日).
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年7月30日).
- 大修館書店 明鏡国語辞典 第二版 北原保雄 編著
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