「鑑定」と「判定」の意味の違い
【鑑定】物の真偽や価値を見分けること
【判定】物事を見分けて是非や勝敗などを決めること
【判定】物事を見分けて是非や勝敗などを決めること
「鑑定」は「カンテイ」と読み、「物の真偽や品質、価値などを見分けて評価すること」という意味があります。
一方、「判定」は「ハンテイ」と読み、「ある基準に基づいて物事の是非や勝敗などを決めること」という意味があります。
「鑑定」は主に美術品や骨董品といった物を対象に使われますが、「判定」は試合や試験など結果を出す場面で使われます。
つまり、「鑑定=査定」「判定=ジャッジ」であると覚えておくと、意味の違いを把握しやすいです。
「鑑定」の使用例
- 事件の証拠の品を鑑定できたおかげで、犯人を逮捕することができた
- この骨董品は鑑定してもらったことがある
- 古い絵画だと思っていたが、鑑定した結果、とても価値の高いものであることがわかった
- 祖母から譲り受けた宝石を、一度鑑定してもらいたい
「判定」の使用例
- 勝敗の行方は、ビデオ判定の結果次第となった
- 先ほどの試合で勝敗を判定した審判は、とても有名な人だ
- 判定勝ちではなく、KO勝ちを目指したい
- 合否の判定を下すのが難しい
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年9月3日).
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月3日).
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