「基準」と「標準」の意味の違い
【基準】物事の判定になるめあて・比べて考えるための目安
【標準】物事をはかるもとになるもの
【標準】物事をはかるもとになるもの
「基準」は「キジュン」と読み、物事の判定になるめあてという意味があります。
また、基準とは”ならうべきしるし”とも言え、何かを判断する際の根拠や、よりどころとなる尺度です。
要するに、「基準」はある目的や判断を行う際の土台や基礎となるものですが、目的や状況に応じて、設定されることが多いため、「基準」が変わることもあります。
一方「標準」は「ヒョウジュン」と読み、物事をはかるもとになるものという意味があります。
また「標準」は、多くの物や事柄に共通して適用される平均的な水準、または広く一般的に通用する水準や規範を指し、一般的な基準や普遍的な尺度を意味することが多いです。
「基準」は、ある特定の目的や状況に応じて設定される判断のための尺度のため、その場や目的によって異なる場合が多く、「標準」は、広く一般的に通用する平均的な水準や規範を指し、複数のものに共通する基準として扱われることが多いです。
「基準」の使用例
- 隊列を組むのはこの線が基準となる
- 評価の基準が曖昧だ
- 製品の基準線が加工の基準となる
- 食品を選ぶ基準はアレルギー食品の有無だ
「標準」の使用例
- 標準体型と言われた
- 彼はいつも標準語で話す
- その時期の標準的な気温になりそうだ
- 業務の改善と標準化について話し合う
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月2日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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