「予言」と「預言」の意味の違い
【予言】未来を予測して言うこと
【預言】神から預けられた言葉を人々に伝えること
【預言】神から預けられた言葉を人々に伝えること
「予言」と「預言」はどちらも「ヨゲン」と読みますが、意味が異なります。
「予言」は、「未来に起こる出来事を推測や予測して言うこと」という意味があります。
一方、「預言」は、「キリスト教や啓示宗教で、神から預かった言葉を人々に伝えること」という意味があります。
「予言」は数学的・科学的なものから占い、オカルトといったものまで幅広い対象に用いられますが、「預言」は宗教の分野でのみ用いられるといった違いもあります。
よって、「予言=未来のことを予め推測して言う」、「預言=神から預かった言葉を伝える」と覚えておくと、それぞれの意味を把握しやすいです。
「予言」の使用例
- 専門家の予言通り、新しい技術は私たちの生活に大きな影響を与えた
- 午後には雷雨となったので、天気予報の予言通りとなった
- 未来に関する予言が書かれた書物はたくさん存在している
- 占い師の予言は当たらないだろうと甘く考えていた
「預言」の使用例
- 神の言葉や意志を人々に伝える人のことを、預言者という
- 聖書には、イエス・キリストにより人々が救われるという預言が記されていた
- 村の人々は預言にすがっていた
- 預言に従い、毎日祈りを捧げている
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月15日).
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