「以下」と「未満」の違い

「以下」と「未満」の意味の違い

「以下」は「イカ」と読み、「基準の数値を含んでそれよりも下」という意味があります。

一方、「未満」は「ミマン」と読み、「ある一定の数に達しないこと」という意味があります。

似たような意味に見えますが、大きな違いは「基準の数値を含めるか含めないか」です。

「以下」は基準の数値を含み、「未満」は基準の数値を含めません。

例えば、「15歳以下は入場不可」は、「15歳を含め、それより下も入場不可」という意味になります。

一方、「15歳未満は入場不可」は、「15歳を含めず、それより下が入場不可」という意味になります。

特に「以下」の意味を「基準の数値を含めてそれより下」と間違って覚えている人が多いので、注意が必要です。

「以下」の使用例

• テストの結果が50点以下であれば再テストとなる
• この法律を破ると、 1年以下の懲役または50万円以下の罰金となる
• このお店の商品は全品1万円以下で売られている
• 国税庁の調査によると、年収500万円以下の人の割合は約7割となっている

「未満」の使用例

• 6歳未満は入場料が無料になります
• 40歳未満で必須要件を満たしていれば、この求人には応募可能だ
• 在籍期間が3年未満で転職する人が増加しているらしい
• 50点未満は再テストになるが、自分はちょうど50点だったので、再テストを受けなくて済んだ

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