「気合」と「気力」の意味の違い
【気合】気が合うこと・こころもち
【気力】精神力・心の元気さ
【気力】精神力・心の元気さ
「気合」とは「キアイ」と読み、人と気が合うことや、物事に対するこころもちという意味があります。
一方「気力」とは「キリョク」と読み、物事に向かうときの精神力や元気さを言います。
例文)
まだ年中なのに、明日の運動会のかけっこに気合が入っている。
寝たきりの祖母は、孫が遊びに来ることが気力の回復につながっていた。
上述のように、どちらも、体力の有無や身体の強さに関わらず、活動に対する心の勢いや気持ちの張りを表す時に使われます。
「気力」は生きていく上で常にあるべき基盤とも言え、無気力状態では、日常生活すらままなりません。
一方「気合」とは、特定の活動に対するこころもちとして使う言葉であるため、気力に比べると特定の活動に対するものなので、期間が限定されていると言えます。
「気合」の使用例
- 今日の練習に気合がみなぎる
- 相手は今日の大会に気合が入っている
- 気合を入れてのぞむ
- 気合が足りないと怒鳴られる
「気力」の使用例
- ダラダラとした雰囲気に気力が尽きてしまう
- 渡米してからの彼の様子は気力に満ちていた
- 体力は尽き、気力だけで持ち堪えた
- あと少しという気力で乗り切った
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月16日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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