「信条」と「信念」の意味の違い
【信条】堅く信じている事柄
【信念】正しいと信じている自分の考え
【信念】正しいと信じている自分の考え
「信条」は「シンジョウ」と読み、「自分が正しいと堅く信じている事柄」という意味があります。
「信条」の「条」には「くだり(事柄)」という意味があるため、「信じている事柄」という意味になります。
一方、「信念」は「シンネン」と読み、「正しいと堅く信じている自分の考え」という意味があります。
「信念」の「念」には「思う。考える。」という意味があるため、「信じている自分の考え」という意味になります。
どちらも「自分が正しいと信じている」という部分は同じなので、「条=事柄」と「念=考え」に注目して意味の違いを見分けましょう。
「信条」の使用例
- 自分がされて嫌なことは人にしないことが私の信条だ
- 宗教的信条に反することは避けたい
- 面接のために、何を信条にするかを決めておきたい
- 他人に流されず、自分の信条を貫きたい
「信念」の使用例
- ゆるぎない信念を持つことが大切だ
- あの人は強い信念を持っていてかっこいい
- 己の信念を貫き、自分の選んだ道に責任を持てる大人になりたい
- 自分の信念に基づいて行動してきたのかが大事なポイントだ
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年10月24日).
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月24日).
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