「信用」と「信頼」の意味の違い
【信用】確かであると信じて受け入れること
【信頼】全面的に信じて頼ること
【信頼】全面的に信じて頼ること
「信用」は「シンヨウ」と読み、「確かなものだと信じて受け入れること」という意味があります。
一方、「信頼」は「シンライ」と読み、「全面的に信じて頼りにすること」という意味があります。
どちらも同じような意味に見えますが、「信用」は「相手の過去の行動や実績から信じられると認める」というニュアンスで使われるのに対し、「信頼」は「相手の人柄や考え方などを基に信じられると判断する」というニュアンスで使われます。
つまり、「信用」は客観的な証拠に基づいて信じられると判断し、「信頼」は主観的に信じられると判断する、と覚えておくと、それぞれの意味の違いを把握しやすいです。
「信用」の使用例
- 約束を破ったことがない友達の言葉なら信用できる
- 確かな実績を持つ会社であれば、安心して信用していいだろう
- これまで結果を残してきた部下の案なら、信用して採用するべきだ
- 周りから信用されるためには、それなりの結果を残さなければならない
「信頼」の使用例
- 信頼できる友達には、深い悩みも相談しやすい
- 私のチームのリーダーはとても信頼できる人なので、安心して仕事ができる
- 長くつきあってきた相手なので、信頼度がとても高い
- 信頼できない相手とは早く関係を切った方がいい
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月31日).
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月31日).
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