「操作」と「操縦」の意味の違い
【操作】思い通りに操り動かすこと
【操縦】思いのままに操り動かすこと
【操縦】思いのままに操り動かすこと
「操作」は「ソウサ」と読み、「自分の都合の良いように操って動かすこと」という意味があります。
一方、「操縦」は「ソウジュウ」と読み、「自分の思いのままに操り動かすこと」という意味があります。
どちらも同じような意味ですが、使用できる対象に違いがあります。
「操作」は、主にリモコンやパソコンなどの機械や器具を対象に用いられる言葉ですが、「操作」と「操縦」の使い分けは完全には難しい部分もあります。
また「売り上げを操作する」のように「都合の良いように、手を加える」という意味などもあります。
「操縦」は主に飛行機などの乗り物やクレーンなどの大型機械を対象に用いられる言葉です。
また、「他者を自分の意のままに動かす」という意味もあります。
よって、「操縦」の方が「操作」よりも大きなものを対象に操り動かすことが多いですが、上述のように使い分けが難しい場面もあります。
「操作」の使用例
- 新しいスマートフォンを操作するのにまだ慣れない
- 社内専用の機器は操作方法が難しい
- 新入社員のために、機械の操作マニュアルは丁寧に作るべきだ
- 売り上げを操作して利益を隠す
「操縦」の使用例
- パイロットになったからといって、すぐに飛行機を操縦させてもらえるわけではない
- ドローンの操縦は想像以上に難易度が高い
- 船の操縦士になるには資格の取得が必要だ
- 部下を巧みに操作して売り上げを伸ばす
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月16日).
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