「安全」と「治安」の意味の違い
【安全】危険がなく安心できる状態
【治安】国家・社会の秩序や安全が守られている状態
【治安】国家・社会の秩序や安全が守られている状態
「安全」は「アンゼン」と読み、災害や事故など危険がなく安心できる状態を指す言葉です。
一方、「治安」は「チアン」と読み、国家・社会の秩序や安全が守られており、平穏に過ごせる状態を指す言葉です。
「安全」は個人が危険から守られている状態を指す言葉であるのに対し、「治安」は国家や社会が危険から守られている状態を指す言葉です。
このように、何が危険から守られているのかという主語に違いがあると覚えておくと、それぞれの意味の違いを把握しやすいです。
「安全」の使用例
- 安全な修学旅行となることを祈る
- どこか安全な場所に身を隠そう
- このあたりは安全地帯なので、気が休まる
- 国の安全が脅かされるような事件だった
「治安」の使用例
- 日本は世界的に見てもとても治安が良い
- 治安の悪い地域への引っ越しは避けたい
- あそこは治安が悪いことで有名な街だ
- ここ数年で治安が乱れているようだ
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄（2011-2019）『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. ＜https://dictionary.goo.ne.jp/jn/＞(参照日2024年9月18日).
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