「度胸」と「度量」の意味の違い
【度胸】物事に動じない心
【度量】人を受け入れる寛大な心
【度量】人を受け入れる寛大な心
「度胸」は「ドキョウ」と読み、「物事に動じない心、恐れない精神力」という意味があります。
一方、「度量」は「ドリョウ」と読み、「人の行動や言動を受け入れる広い心」という意味があります。
つまり、「度胸=勇気、肝っ玉」、「度量=寛大さ、包容力」です。
よって、「胸(こころ)の強さの度合い」を表す言葉が「度胸」で、「心の器の量の大きさ」を表す言葉が「度量」であると把握しておくと、意味の違いを覚えやすいです。
「度胸」の使用例
- あの上司に歯向かうとは、彼はとても度胸のある人物だ
- 度胸試しで廃墟に行くのはやめるべきだ
- 彼女は見た目に反して度胸が据わっている
- 度胸がないことが悪いわけではない
「度量」の使用例
- 度量が大きい人は尊敬する
- あれくらいで腹を立てるとは、彼も度量の小さい人だ
- 上司が部下をまとめる時に一番必要となるのは、度量の広さだ
- 先輩のような度量の大きな人間になりたい
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月20日).
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