「弊社」と「当社」の意味の違い
【弊社】自分の会社・わが社(へりくだった言い方)
【当社】この会社・わが社
【当社】この会社・わが社
「弊社」は「ヘイシャ」と読み、「当社」は、「トウシャ」と読みます。「弊社」も「当社」も自分の会社・わが社という意味があります。
「弊社」とは、相手に対し自分を下げる、へりくだった言い方です。これは取引先に対して使われる言葉であり、会社の内部に対しては謙遜する必要がないため使うことはありません。
一方「当社」は、会社の内部・取引先などの外部に対しても広く使うことが出来る言葉です。
「弊社」の”弊”という漢字は、謙遜を表す意味として、”弊誌”や”弊店”のように使われます。
「当社」の”当”は”この”という意味で使われる漢字でもあり、”当方”や”当店”などのように、”わたし・自分たち”ということを表す場面が多いでしょう。
「弊社」の使用例
- その件でしたら弊社にお任せください
- 是非、弊社にお声がけ頂きたく存じます
- 弊社社長の佐藤に代わり私が持ってまいりました
- 弊社としましても大変危惧しております
「当社」の使用例
- 当社の新製品を発表します
- 今年度の当社の売上を公開する
- 当社比のサービス向上率
- 当社を希望した理由はなんですか
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月31日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月31日).
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