「開放」と「解放」の違い

「開放」と「解放」の違い

「開放」と「解放」の意味の違い

【開放】開け放つこと・開けたままにすること
【解放】解き放つこと・自由にしてやること

 

開放」と「解放」は、どちらも「カイホウ」と読みますが意味は異なります。

開放」は、空間を開け放つことという意味があります。

それまでの制限をといて開けたままにし、出入りの自由を許すのが「開放」で、閉鎖のない状態とも言えるでしょう。

一方「解放」とは、解き放つことという意味があります。

物事や精神の束縛を解き自由にすることを表し、思うがままにできない状態が解けるという事でもあります。

区切りや制限していた空間をオープンにするのが「開放」、何らかのしがらみからの自由を「解放」と覚えるとよいでしょう。

「開放」の使用例

  • 土日は施設が開放されている
  • 開放的な雰囲気のロビーだ
  • リゾート地特有の開放感を味わう
  • ギターの開放弦を押さえる

「解放」の使用例

  • 解放令により当時の暮らしが変わった
  • 人質の解放を訴える
  • テスト勉強の日々から解放される
  • 緊張感から解放された

当記事の参考文献

  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月24日).
  • 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
  • 名鏡国語辞典 第三版 北原保雄 編,大修館書店.

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