「改心」と「会心」の意味の違い
【改心】悪い心を改めること
【会心】思い通りにいって満足すること
【会心】思い通りにいって満足すること
「改心」と「会心」は、どちらも「カイシン」と読みますが、意味が異なります。
「改心」は、今までの悪い行いや誤った考えを反省して心を入れかえるという意味があります。
一方、「会心」は、自らの行いに納得していること・満足することを指します。
この2つの言葉はどちらも心の動きを表しますが、違いは動機にあります。
人が「改心」するときには、このままではいけないというような行いや考えがあり、何かのきっかけで改めようと思い「改心」に至ります。
また、人が「会心」する状態は、自分が期待通りかそれ以上の事を成し遂げた時でしょう。その時の心の状態は肯定的であり、行いに対して自信がある状態とも言えるでしょう。
「改心」の使用例
- 今度こそ改心する決心をした
- 息子が改心するよう諭した
- その泥棒は改心する見込みがない
- 改心してから見違える程の働きだ
「会心」の使用例
- 絵画展に出品する会心の出来だ
- 今度の番組は会心作だ
- 会心の笑みで言った
- 会心の一撃を放った
当記事の参考文献
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月5日).
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