「効果」と「効能」の違い

「効果」と「効能」の違い

「効果」と「効能」の違い

【効果】物や行為による良い結果・(薬や運動などの)効きめ
【効能】ある物でもたらされる良い働き・(薬などの)効きめ

 

効果」とは、「コウカ」と読み、何かをすることでもたらされる良い結果を表します。対象は幅広く、物理的なものにも世間・経済等の抽象的で広い意味でもよく使われます。

例えば、健康のために禁煙したという場合、「禁煙が肺活量の改善につながり効果があった」という使い方になります。

この場合、煙草をやめるという行為が良い結果をもたらしたことになります。

一方「効能」とは、「コウノウ」と読み、外的刺激が良い働きとなり体の状態が良くなることを意味します。たいていが体に作用する良い働きという意味で使われます。

例えば、「栄養ドリンクの効能で、肺活量の改善に効果があった」というように、「効能」は栄養ドリンクという外的刺激の働きという意味を表し、「効果」はその結果を表しています。

「効果」の使用例

  • テレビCMの宣伝効果
  • 効果が期待できるサプリメント
  • 効果的な方法
  • その声掛けは効果がない

「効能」の使用例

  • 栄養ドリンクの効能
  • 効能書
  • 薬湯の効能
  • 日光浴の効能

当記事の参考文献

  • 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表
  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月1日).

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