「企画」と「規格」の意味の違い
【企画】計画を立てること・企てること
【規格】標準と定められたこと
【規格】標準と定められたこと
「企画」と「規格」はどちらも「キカク」と読みますが、意味は異なります。
「企画」とは、計画を立てること・企てることという意味があります。浮かんだアイデアを既成させることが「企画」で、おおまかにどうしたいのかを考えることと言えます。
やりたいことを「企画」しそれを達成するために、計画を立てて実行していくという流れになるでしょう。
一方「規格」とは、あるべき様子を定めた標準という意味があります。
製品などで、寸法・質・外観などをあらかじめ合格範囲を決め、それに対して当てはまるかどうかで製品としての良し悪しを判断するためのものが「規格」です。
例えば、”商品企画”と”商品規格”とでは全く別の意味になってしまいます。
ビジネス上でも頻繁に使う同音異義語ですので、正しく使い分けるようにしましょう。
「企画」の使用例
- 年末のパーティを企画する
- 番組の企画会議の連絡を受ける
- 自分の企画が採用されて嬉しかった
- 企画の内容が魅力的だった
「規格」の使用例
- 規格外のパンを売ることを決めた
- 測定値の規格を満たしている
- ユーザーの声を受けて規格を改定するべきだ
- 規格に基づいたものづくりが基本中の基本だ
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月1日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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