「創意」と「総意」の意味の違い
【創意】新しい思いつき・新たに考え出す心
【総意】みんなの意見・考え
【総意】みんなの意見・考え
「創意」と「総意」はどちらも「ソウイ」と読みますが、意味は異なります。
「創意」とは、新たな思いつきで物事を創り出すことという意味があります。
「創意」という言葉を使うのは、模倣や盗用ではない今までにない新たなアイデアであることが重要です。
一方、「総意」とは、みんなの意見・考えという意味があります。
団体や共通点でくくられた人々全ての考えを表すのが「総意」です。
「総意」は全ての人の考えとはいえ、実際にそれを証明するものはなくても”みんなが思っていること”だと安易に予想できることも表します。
「創意」の使用例
- 創意に富んだ作品が並ぶ
- 創意工夫とは真逆の模倣作品だ
- 同じテーマでも彼の絵は創意が感じられる
- 創意を凝らした傑作という評価がついた
「総意」の使用例
- 会員の総意でサービスが改善された
- 不祥事を起こし隠ぺいしていた社長の辞任は株主の総意だ
- 町長は町民の総意を汲んでついに動き出した
- 反対運動は国民の総意ではない
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月23日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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