「食品」と「食物」の意味の違い
【食品】人が日常的に摂取できる飲食物の総称
【食物】食品を調理・加工したもの
【食物】食品を調理・加工したもの
「食品」は、人が日常的に摂取する飲食物の総称です。
一方、「食物」は、食品を調理・加工したものを指します。
例えば、肉・魚・米・味噌などは「食品」ですが、ご飯やみそ汁などは「食物」です。
よって、「『食品』を『食物』に加工・調理すること=料理すること」であるといえます。
なおインスタントラーメンや冷凍食品なども「食品」で、トマト・きゅうりなど野菜でそのまま食べられるものも、調理・加工はしていないので、「食品」です。
もちろん、そのまま食べられない野菜で調理・加工前のものも「食品」です。
「食品」の使用例
- 保存が必要な食品
- できるだけ新鮮な食品を購入したい
- 生鮮食品
- 消費者の健康を守るための食品衛生法
「食物」の使用例
- 食物連鎖
- 食物繊維の摂取不足
- 栄養豊富な食物
- 健康の秘訣は、バランスの取れた食物を摂ること
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月12日).
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月12日).
コメントを残す