「感覚」と「感性」の意味の違い
【感覚】感覚器官を通して、ある物の性質を知る働き
【感性】心で印象などを感じ取る能力
【感性】心で印象などを感じ取る能力
「感覚」は、「カンカク」と読み、目・耳・鼻などの感覚器官で見たり触れたりして、その物の性質や状態を知る働きという意味があります。また、「美的感覚」という風に、ある物についての良し悪しや美しさなどの捉え方や、その価値判断そのものという意味もあります。
さらに「ゲーム感覚」という風に、何か物事を行う際の気持ちの持ち方という意味もあり、幅広い意味で使われます。
「感覚」とは、その人の体を通した感触や心の感じ方であるため、どのように感じるかは千差万別です。
「感性」は、「カンセイ」と読み、外からの刺激に対し、なんらかの印象や思いを感じ取る、直観的な心の能力を意味します。
「感覚」は、目・耳・鼻など感覚器官で体を通して感じるもので、「感性」は外的刺激に対し、なんらかの印象や思いを心を通して感じるという違いがあります。
「感覚」の使用例
- 寒さで手指の感覚が無い
- 金銭感覚がしっかりしている
- 2人のユーモアの感覚は似ている
- 都道府県名をゲーム感覚で覚える
「感性」の使用例
- 幼いながら感性が豊かだ
- 何歳になろうとも感性を磨く努力を惜しまない
- アーティストの名に恥じない感性の鋭さ
- 彼は相変わらず感性が乏しい
当記事の参考文献
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 編 松村明・三省堂編修所(2019)『大辞林』第四版, 三省堂
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月5日).
コメントを残す