「機能」と「性能」の意味の違い
【機能】組織や道具が出来ること
【性能】道具や機械がもつ能力・はたらき
【性能】道具や機械がもつ能力・はたらき
「機能」は「キノウ」と読み、組織や道具がもつ役割や可能なはたらきという意味があります。
例えば”掃除機の機能”であれば、オン・オフや風量の強さをスイッチで切り替えられる、というのが機能と言えます。
また、”組織の機能”という使い方をする場合は、その団体ができる仕事やはたらきを表します。
一方「性能」は、「セイノウ」と読み、道具や装置に備えられた能力・はたらきという意味があります。
一つの機能に対しての性能は様々な面から評価することができます。
”掃除機のオンモード機能の性能”という使い方をするとき、連続使用可能時間の長さや、オンモード中の吸引力の持続性、静音性、これらが性能と表すことができます。
このように機能の有能さや能力を表すのが性能と言えるでしょう。
「機能」の使用例
- このTシャツは機能的だ
- このスマートフォンは省バッテリー機能が搭載されている
- 余剰機能のせいで価格が高い
- このロボットの右腕は機能していない
「性能」の使用例
- 高性能なロボット掃除機
- 従来品と新製品の性能の比較
- 機械の性能を最大限発揮させるために毎日の点検を怠らない
- マイクロ単位の設計精度がその装置の性能を高める
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月19日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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