「朗報」と「吉報」の意味の違い
【朗報】明るい知らせ
【吉報】よい知らせ・めでたい知らせ
【吉報】よい知らせ・めでたい知らせ
「朗報」は「ロウホウ」と読み、明るい知らせという意味があります。
「朗報」の”朗”という漢字は、ほがらか・明るい・声がすんでよくとおるという意味を表します。
”朗”とは、気持ちが明るくなるようなことや気持ちが朗らかに和むような知らせを表します。
例えば、ニュースのオリンピック入賞の知らせや桜の開花の話題など、誰かと共有したくなるようななんだかよい気持ちになる知らせによく使われます。
一方「吉報」は、「キッポウ」と読み、よい知らせ・めでたい知らせという意味があります。
「吉報」の”吉”という漢字は、よい・めでたいという意味を表します。
冠婚のようなよろこばしい事や受験の合格など、誰しもが「おめでとう」と祝うような出来事の知らせに対して「吉報」という言葉がよく使われます。
身近な明るい話題を含む、よい知らせとして使うのが「朗報」、めでたく祝うようなよい知らせが「吉報」と使い分けることができるでしょう。
「朗報」の使用例
- 社の朗報に一同が喜ぶ
- それまでのどんよりした空気が弟からの朗報でパッと晴れた
- 会場全体が朗報に沸いた
- アナウンサーの冒頭の一言は「朗報です」であった
「吉報」の使用例
- 受験合格の吉報が入る
- 吉報を受けてすぐに祝いの支度をする
- 吉報かそうでないかは彼の顔色で分かってしまった
- 吉報を伝えるというのはなんとも良いものだ
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月30日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月30日).
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