「最小」と「最少」の意味の違い
【最小】一番小さいこと
【最少】一番少ないこと
【最少】一番少ないこと
「最小」と「最少」はどちらも「サイショウ」と読みますが、意味が異なります。
「最小」は「最も小さい」という意味で、物の大きさや量などが小さいことを表すときに使われます。
例えば、「最小サイズのテーブル」や「最小の予算」といったように用いられます。
一方、「最少」は「最も少ない」という意味で、数や回数などが少ないことを表すときに使われます。
例えば、「最少人数のイベント」や「最少のミス」といったように用いられます。
「小」「少」の漢字に注目し、「最小=小ささを表す言葉」と「最少=少なさを表す言葉」であると把握しておくと、意味の違いを覚えやすいです。
「最小」の使用例
- このバッグは最小サイズなので、持ち運びやすい
- 最小限の労力で課題を解決できた
- 最小の努力で目標を達成させる
- この車は最小の燃費で走ることが可能だ
「最少」の使用例
- 過去一番の最少人数でのイベント開催となった
- 最少の工程で作業ができる環境にしたい
- ミスを最少に抑えるためには、準備を怠らないことが大切だ
- この成果を最小の人員で出すことができたのは大きな功績となるだろう
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月11日).
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