「分類」と「分別」の意味の違い
【分類】一定の基準に従って種類ごとに分けること
【分別】種類によって区分・区別をつけること
【分別】種類によって区分・区別をつけること
「分類」は「ブンルイ」と読み、一定の基準や条件に従い事物を種類ごとに分けるという意味があります。
一方「分別」とは、「ブンベツ」と読み、事物を種類ごとに分けて区別するという意味があります。
以下に「分別」と「分類」の例を挙げました。
例)店頭販売されているジュースについて
「分別」
りんごジュース・ぶどうジュース、コーラ・サイダー、スポーツドリンク、カルピス等に分別される
「分類」
(上記の順に)
果実飲料、炭酸飲料、スポーツ飲料、乳性飲料に分類される
上述例のように、「分類」するとき、その事物の特性や性質を詳しく明らかにし、その基準に従って分けるということが必要です。また、分ける切り口は、学問的であったり、科学的であったりと様々です。
それに対して「分別」は、雑多な状態のものの中から大まかなジャンルに分けることや、他とは種類が別であることを明らかにすることを意味します。
どちらも種類ごとに分けるという点では似ていますが、どのように”分ける”かという部分に違った意味合いがあると言えるでしょう。
「分類」の使用例
- 飛ぶ昆虫を分類ごとに分ける
- 生物学的にはどの生態系に分類されますか
- アイスは乳脂肪分の多さにより分類される
- 雇用形態の分類が曖昧なことがトラブルの原因だ
「分別」の使用例
- 子供にゴミの分別の目的を教える
- 分別前の海洋ごみを目の当たりにする
- リサイクルのための分別作業
- 棚卸前の棚の分別
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月29日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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