「追求」と「追究」の違い

「追求」と「追究」の違い

「追求」と「追究」の意味の違い

【追求】目的の物を手に入れるために手段を尽くすこと
【追究】わからないことを探って明らかにすること

 

追求」と「追究」はどちらも「ついきゅう」と読みますが、意味が異なります。

追求」は、目的の物を手に入れるために様々な手段を尽くすことで、理想や利益などを対象に用いられます。

一方、「追究」は、未知の物事を深く調べて明らかにすることで、学問や真理などを対象に用いられます。

なお「追窮」と「追究」は、同じ意味ですが、新聞紙面では「追究」が使われます。

追求」は理想や利益などを「追い求める」、「追究」は学問や真理など「追い究(きわ)める」とイメージしておくと覚えやすいです。

「追求」の使用例

  • 願望の追求
  • 理想の追求
  • 夢を追求する
  • 幸福を追求する

「追究」の使用例

  • 真理の追究
  • 理論の追究
  • 本質を追究する
  • 真実を追究する

当記事の参考文献

  • 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
  • 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
  • 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月13日).
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月13日).
  • 編  一般社団法人共同通信社  (2022). 『記者ハンドブック : 新聞用字用語集』第14版,共同通信社.

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