「予想」と「予測」の意味の違い
【予想】前もって想像し考えること
【予測】前もって推し測ること
【予測】前もって推し測ること
「予想」とは「ヨソウ」と読み、まだ起きていないことの経過や結果について想像するという意味があります。
「予想」は、人や事柄に対しての印象や、自分がそれらと関わった経験から、”こうなるだろう”と考えることを言います。
一方、「予測」とは「ヨソク」と読み、前もって想像し、推し測ることを表します。
「予測」は、これまでの経緯やデータ・情報に基づき、それを踏まえた上で”こうなるだろう”と予測することです。
そのため、始めて見聞きしたことは予測することはできません。
「予想」はデータ化しづらい主観的な想像、「予測」はデータや情報に基づいた客観的な想像として使い分けると良いでしょう。
「予想」の使用例
- 競馬の順位の予想
- 予想と反して反論が多かった
- 予想外の出来事
- 私と先生の予想は違っていた
「予測」の使用例
- 明後日の天気を予測する
- 製品加工後の予測値
- 前年度から見た今年度の売上予測
- 異常気象の進行でこれからの気温上昇の予測がつかない
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月18日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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