「配分」と「分配」の意味の違い
【配分】割り当てて配ること
【分配】分けて配ること
【分配】分けて配ること
「配分」は「ハイブン」と読み、「それぞれに割り当てて配ること」という意味があります。
一方、「分配」は「ブンパイ」と読み、「分けて配ること」という意味があります。
どちらも「物を分ける」という意味がありますが、「配分」は「配るときの割合を考えること」が強調されている言葉で、「分配」は「物を分ける行為そのもの」を指す言葉です。
よって、「配分=計画的に物を割り当てて配ること」「分配=シンプルに物を分けて配ること」と覚えておくと、それぞれの意味の違いを把握しやすいです。
「配分」の使用例
- 時間配分をしっかり決めて、問題を解いていこう
- ゴールまで走りきるために、体力をうまく配分しなければならない
- 上司は時間配分が上手で、仕事が早い
- 報酬は平等に配分する必要がある
「分配」の使用例
- 相続財産を姉弟で分配する
- 働く社員に利益を分配する
- 被災地の住民に救援物資が分配された
- 限られた食料なので、みんなで分配しなければならない
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月8日).
コメントを残す