「衣料」と「衣糧」の意味の違い
【衣料】衣服やその材料である布地などの総称
【衣糧】衣服と食糧
【衣糧】衣服と食糧
「衣料」と「衣糧」はどちらも「イリョウ」と読みますが、意味が異なります。
「衣料」は、衣服やその材料である布地などを総称する言葉で、日常的に着る服やその素材を指します。
一方、「衣糧」は、衣服と食糧を表す言葉で、生活に必要な基本的な物資を指すことが多いです。
例えば、「被災地に衣糧を送った」といった形で用いられます。
つまり、「衣料」は日常的に使われる言葉であるのに対し、「衣糧」は「衣料」と比較して使われる場面が限定的であるといった違いもあるといえます。
また、「衣料=衣服とその材料」、「衣糧=衣服と食糧」であるとイメージしておくと、それぞれの意味を覚えやすいです。
「衣料」の使用例
- 冬にぴったりな暖かい衣料が売り出されている
- あの衣料品メーカーは評判がいい
- あのお店で売られている衣料は、通気性が抜群だ
- これからは環境に優しい衣料を使っていくべきだ
「衣糧」の使用例
- 災害の被災者に対し、衣糧が提供された
- 戦争中は衣糧を確保することがとても難しい状況だった
- 被災地に衣糧を届けるボランティアに参加した
- 衣糧の緊急輸送は明日行われるらしい
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月11日).
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