「実行」と「実践」の違い

「実行」と「実践」の違い

「実行」と「実践」の意味の違い

【実行】実際に行うこと
【実践】理念や理論を実際に自分で行うこと

 

実行」は「ジッコウ」と読み、実際に行うことを指します。計画や意図に基づく行動をするときに使う言葉です。

実行」の「実」には「本当」という意味があり、「行」は文字通り「行う」という意味があるため、「実際に行う」という意味になります。

一方、「実践」は「ジッセン」と読み、理念や理論などを実際に自分で行うことです。また信念に基づく、主義や主張や学んだことなどを行動に移すことという意味もあります。

実践」の「践」の字には「実行する」という意味があり、実践は実行の意味の中に含まれています。

実践は理念や理論の通りに行ったり、学んだことや主義などを行動に移すことでしたが、実行はそうでなくても、実際に行動に移すときだけでも使用できます

「実行」の使用例

  • 以前から計画していたを実行に移す
  • 実行力が弱いことが悩みである
  • 伝えられたことを確実に実行する
  • 有言実行を常に目標にしている

「実践」の使用例

  • すすんで実践する
  • 教えられたことを実践してみる
  • できるようになるには実践あるのみだ
  • 専門家がすすめるやり方で実践する。

当記事の参考文献

  • 編 山田忠雄・倉持保男・上野善道・山田明雄・井島正博・笹原宏之 (2020)『新明解国語辞典』第八版, 三省堂.
  • 監 林 四郎 編 篠崎 晃一 ・相澤 正夫・大島 資生(2021)『例解新国語辞典』第十版, 三省堂.
  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年7月8日).
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月8日).

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