「伯母」と「叔母」の違い

「伯母」と「叔母」の違い

「伯母」と「叔母」の意味の違い

【伯母】父母の姉妹のうち、姉の事
【叔母】父母の姉妹のうち、妹の事

 

伯母」と「叔母」はどちらも、「オバ」と読み、父母の姉妹を意味します。

2つの言葉の意味の違いは、父母の姉なのか、なのかという点です。

「伯母」の””という漢字は、かしら・年長のという意味があります。

対して「叔母」の””という漢字は年下という意味があり、”伯”と”叔”は対義語と言えます。

上述のように、それぞれ年が上か下かどうかが漢字から読み取れます。

また、「伯母」と「叔母」という言葉には、義理の伯母義理の叔母という使い方もあります。

例えば、父または母の兄の妻に当たる人を伯母と言います。

一方、父または母の弟の妻叔母です。

文章にするときや家系図を作るときには、誤った使い方をしてしまうと違う意味になってしまうので、気を付けなければならない使い分けと言えるでしょう。

「伯母」の使用例

  • 父は育ての親同然の伯母に頭が上がらない
  • 伯母の近所に引っ越す
  • 小さなころから伯母が可愛がってくれた
  • 正月に伯母に会う

「叔母」の使用例

  • 私と叔母は年が5つしか違わない
  • 叔母の再婚相手に挨拶する
  • 母と叔母は仲が良い
  • 叔母に会いに行く

当記事の参考文献

  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月12日).
  • 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です