「採用」と「導入」の意味の違い
【採用】適切な案や意見、人を選び、取り入れて用いること
【導入】外部から適切なものを選んで取り入れること
【導入】外部から適切なものを選んで取り入れること
「採用」は「サイヨウ」と読み、適切な案や意見を取り入れたり、適切な人を選んで雇用するといった意味があります。
一方、「導入」は「ドウニュウ」と読み、外部から適切なもの・有能なものを選んで取り入れるという意味があります。
また、「導入」には、「本題に入る前の前書き」という意味もあります。
どちらも同じような意味に見えますが、「採用」は主にアイデアや人材などを対象に使われ、「導入」は主に技術やシステム、製品などを対象に使われる言葉だと覚えておくと、それぞれの意味の違いを把握しやすいです。
「採用」の使用例
- 部下からの提案を採用することに決めた
- 来年から再び新卒採用をスタートする
- この素晴らしい企画は、新卒の社員が出したアイデアを採用したおかげで完成した
- 新規プロジェクトのために、エンジニアをたくさん採用する必要がある
「導入」の使用例
- 私の塾にも、ついにオンライン授業のカリキュラムが導入された
- この専門書は導入部分から強い興味をそそられる
- 新しいシステムを導入したので、全社員向けに説明が必要だ
- 最先端技術を導入した結果、商品開発を順調に進めることができた
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 公益財団法人日本漢字能力検定協会.「漢字ペディア」.<https://www.kanjipedia.jp/>(参照日2024年8月25日).
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月25日).
コメントを残す