「紙面」と「誌面」の意味の違い
【紙面】紙の表面
【誌面】雑誌の記事が載っている面
【誌面】雑誌の記事が載っている面
「紙面」と「誌面」はどちらも「シメン」と読みますが、意味が異なります。
「紙面」は「紙の表面」という意味で、特に新聞などの記事が印刷されている面を指す言葉です。
一方、「誌面」は、「雑誌の記事が掲載されている面」という意味です。
「紙面」は「紙」の漢字がついている通り、新聞や書籍、一般的な紙など用いられる対象が幅広いです。
しかし「誌面」は「雑誌」の「誌」がついている通り、雑誌にしか使えない言葉です。
「紙」と「誌」に注目して何を対象に用いられる言葉なのかを把握しておくと、意味の違いを覚えやすいです。
「紙面」の使用例
- サッカーの試合結果のことでスポーツ紙の紙面が埋めつくされていた
- 最近は選挙の話で紙面は持ちきりだ
- この紙面は色が付きやすいので注意が必要だ
- 思い浮かんだアイデアは一旦紙面にメモしておく
「誌面」の使用例
- あの雑誌の誌面を飾っているのは、今話題の人気俳優だ
- 雑誌を作るうえで、誌面のレイアウト作りはとても重要なプロセスです
- 秋のおすすめトラベルスポットについて、誌面で特集が組まれている
- ファッション誌の誌面で大きく取り上げられていた大人気のジャケットを購入した
当記事の参考文献
- 編 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 (2012)『新明解国語辞典』第七版, 三省堂.
- 著 北原 保雄(2011-2019)『明鏡国語辞典』第二版,大修館書店.
- 編 新村出 (2018,2019)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年10月16日).
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