「事実」と「真実」の意味の違い
【事実】実際にあったこと
【真実】うそいつわりのない本当のこと
【真実】うそいつわりのない本当のこと
「事実」とは「ジジツ」と読み、実際に起こった出来事という意味があります。
誰かの想像や創作ではない、現実にあったこと、存在しているという事を表します。
一方「真実」とは「シンジツ」と読み、うそのないありのままのことという意味があります。
「真実」は、実際起こった”事実”に対して、心の中で起こった本当の感情を表します。
実際に起こった出来事という、一つの「事実」に対して、心の中で起こった本当の感情が「真実」で、物の見方や捉え方は人それぞれ異なるため、人によっては複数の「真実」が存在することがあり得ます。
なお「真実」は、仏教用語で、「絶対の真理(変わることのない不変のもの)」という意味もあります。
またあまり日常では使われていませんが、「真実」は副詞として使われ、「ほんとうに」という意味もあります。
「事実」の使用例
- 現場で見た事実を証言する
- 事実かどうかは定かではない
- 事実、記録として残っている
- 事実のみを述べる
「真実」の使用例
- 自分の証言が真実だと言い張る
- 彼の犯行の真実を探る
- 真実ではない全くの嘘
- ある政治家の真実を暴く
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月17日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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