「見学」と「視察」の意味の違い
【見学】実際にその場へ行き見たり聞いたりして知識を得ること
【視察】実際にその場で見て見極めること
【視察】実際にその場で見て見極めること
「見学」は「ケンガク」と読み、実際にその場へ行き見たり聞いたりして知識を得ることという意味があります。
一方「視察」は「シサツ」と読み、実際にその場で見て見極めることという意味があります。
どちらも実地に出向き状況をその目で見ることを表しますが、「見学」と「視察」では、見る目的に違いがあります。
「見学」の目的は、実際に見たり聞いたりする情報で知識を増やすことです。また、”体験”という言葉に対しての“見学”とは、”自分はやらずに、やっている所を見ている”という事でもあります。
また、「見学」は、一度見学するとそこでの知識を得ることが出来るため、何度も訪れることはありません。
一方「視察」の目的とは、あるアクションを起こすために状況を把握するということです。課題や問題に対する対処や判断の為にその場へ行き、見てまわることが目的となるでしょう。
また、「視察」は、時期をおいて複数回訪れることが多々あります。複数回訪れる可能性があるのは、その時々の状況を見極めて適切に判断するためという理由です。
「見学」の使用例
- 志望校を見学する
- 今日の見学者はたった一人だった
- 見学の許可を申請する
- 今日のプールは見学だった
「視察」の使用例
- 本番前に客席を視察する
- まだ視察の段階から指摘された
- 地震の被害状況を視察する
- 今回の来日は視察のための訪問だ
当記事の参考文献
- 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
- 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年9月2日).
- 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
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