「伯父」と「叔父」の違い

「伯父」と「叔父」の意味の違い

「伯父」と「叔父」はどちらも「オジ」と読みますが意味は異なります。

「伯父」とは、父母の兄弟のうち、兄という意味があり、「伯父」の”伯”という漢字は、かしら・年長のという意味があります。

一方、「叔父」とは、父母の兄弟のうち、弟を表しています。「叔父」の”叔”という漢字は年下を指す漢字です。

このことからも、”伯”と”叔”という漢字は対義語と言えます。

また、「伯父」と「叔父」という言葉には、義理の伯父・義理の叔父という使い方もあります。

例えば、父または母の姉の夫に当たる人を伯父と言います。

一方、父または母の妹の夫は叔父です。

同音異義語で、文字にすると全く違う事を指してしまうので、正しく覚えて使い分けるようにしましょう。

「伯父」の使用例

• 「伯父さん」と言って息子が駆け寄って行った
• フランスから伯父と伯母に手紙を書いた
• 伯父には感謝している
• 伯父にお酌をした

「叔父」の使用例

• 叔父にとっては気乗りしない旅行だった
• 叔父と私はまだ会ったことがない
• 叔母との離婚で、叔父とは他人になってしまっていた
• 叔父の優しさに涙が出た

当記事の参考文献