「特長」と「特徴」の違い

「特長」と「特徴」の違い

「特長」と「特徴」の意味の違い

【特長】他より特に優れている点
【特徴】他との違い・特に目立つ点

 

特長」は「トクチョウ」と読み、他と比べた時に特に優れている点という意味があります。

「特長」の”長”という字は、優れているという意味があります。漢字からも特に優れている・長けているという意味が想像しやすいでしょう。

一方「特徴」は「トクチョウ」と読み、他と特に違う点特に目立つしるしという意味があります。

「特徴」の”徴”という字は、しるし・あかし・集めるという意味があります。特に見てとれるしるしあかしが「特徴」というわけです。

他より優れていることを表す「特長」に対し、「特徴」は単なる違いを表す言葉で、良い悪いなどの評価は関係ありません。

とても間違いやすい言葉ですので正しく覚えましょう。

「特長」の使用例

  • 最新形番の特長を説明する
  • これが新製品の特長である
  • このチームの特長を発揮する
  • 他社を驚かす特長と言えるものはない

「特徴」の使用例

  • 眼球にあるほくろが特徴だ
  • 特徴的な企業マークが求められた
  • これといった特徴のない顔
  • この材質の特徴はザラザラしている点だ

当記事の参考文献

  • 編 新村出 (2018)『広辞苑』第七版, 岩波書店.
  • 小学館.「デジタル大辞泉」. <https://dictionary.goo.ne.jp/jn/>(参照日2024年8月27日).
  • 小学館 例解学習 国語辞典 第十版 金田一京助 編 深谷圭助 編集代表.
  • 名鏡国語辞典 第三版 北原保雄 編,大修館書店.
  • 編  一般社団法人共同通信社  (2022). 『記者ハンドブック : 新聞用字用語集』第14版,共同通信社.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です